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自社/自店アプリって本当に必要?悩んだ時に読んでおきたい、アプリのメリット・デメリット

自社/自店アプリって本当に必要?悩んだ時に読んでおきたい、アプリのメリット・デメリット
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お仕事も推し事も全力投球120%💙🔫
foriioで働く28歳OLアイドル、推せるセールスこと、三村育子です。

WEBサイトがあるのは当たり前、になっていますが、最近小売店や飲食店などいわゆる「お店」ではWEBサイトに加えて、お店独自のアプリも持っているというところがどんどん増えてきていますよね。
近所のインドカレー屋さんがお店のアプリを持っているようで「アプリ アリマスネ ダウンロード、トテモ オススメネ!」と会計のたびに勧められます。(笑)

スマホを使った集客対策の1つとしてよく使われているアプリですが、「流行ってるっぽいし、うちでも作ろうかな」と安易に思っていませんか?
本当にアプリが、自社にとって必要なのかどうか、判断できていますか?

今回はアプリのメリット・デメリットを整理していこうと思います!

■アプリのメリット1:プッシュ通知機能

アプリの最大の魅力の1つとしてよく語られるのがプッシュ通知機能です。プッシュ通知とはスマホで、ロックしていてもポンっと通知が飛んでくるあれです。
例えばこういうやつですね。これはFacebookアプリの通知です。


プッシュ通知の良い点は、お客様側が「見たい!」と意識していなくても、情報が目に飛び込んでくること。
メルマガの場合、お客様に届いたとしても中身を読まないまま削除されてしまう可能性があります。
またWEBページの場合、せっかく新しい情報を更新したとしてもお客様がそれに気づいてくれるかどうかはわかりません。お客様側が能動的に自社ページを覗きにきてくれない限りは、ページの更新をお知らせする手段がないからです。
アプリなら「新しい情報を載せましたよ」ということをこちらから、お知らせすることが可能です。
お客様に伝えたい情報を、なるべく確実に届かせるための手段として、プッシュ通知は非常に有効です。
また例えば「朝、天気予報で雨の予報が出た」→「即時に雨の日クーポンを発行して通知」といったことも可能です。リアルタイムで通知できるのはアプリならではの魅力ですね。

 ■アプリのメリット2:ホーム画面であなたのお店を思い出してもらえる

プッシュ通知の魅力として「お客様に能動的に動いてもらわなくても情報が届く」ことをあげましたが、ホーム画面も同じように、お客様側から積極的に動かなくても企業のことを思い出してくれるキッカケ作りになり得ます。

アプリをダウンロードするとホーム画面にアイコンが出ますよね。
例えば私は、欅坂46というアイドルが大好きでアプリも当然ダウンロードしているのですが、欅坂46のアイコンはグループのロゴマークがどんと大きく表示されたものです。

これを見れば自分が意識せずとも「欅坂46」を思い出します。
仮にプッシュ通知機能をお客様側で意図的にオフにしていたとしても、何気なくホーム画面を見て気になってアプリを開く、ということがあり得ます。
実際、プッシュ通知が来てスルーしたときでもアイコンを見て「あ、そういえばさっき通知がきてたな」と思い出してアプリを開くことがあります。
何気なく見たスマホで自社の美味しいラーメンを思い出してもらえて「今日の昼、ラーメン行くか」と行動に促すことができるとしたら?
特に欲しいものがあったわけではないけど、何と無くアプリを開いてもらえて、そこにたまたま「セールのお知らせ」が届いていたとしたら?
優秀な呼び込みスタッフ、販売スタッフがお客様のスマホの中にいるのと同じですね。

「思い出してもらいやすくなる」というメリットは、Webサイトにはないアプリの魅力の1つです。

 ■アプリのデメリット1:ダウンロードの壁

いい事ばかりに見えるアプリですが、もちろんデメリットもあります。
その中の1つが、ダウンロードの壁。
せっかく色んなメリットがあるアプリを作ったところで、お客様がダウンロードしてくれなければ意味がありません。
しかしながら、「ぜひダウンロードしてくださいね!」と声をかけるだけで、すぐダウンロードしてくれる方は多くはありません。
実際、一番最初にあげたカレー屋さんのアプリ、毎回レジで声をかけてもらってはいますが、私はダウンロードしていません。
アプリをダウンロードするということは、スマホの容量をそれだけそのお店に提供しなければならない、ということ。
明確に自分にメリットがあるとわからない限り、ダウンロードしたくないというのがお客様の心理です。
先ほどのカレー屋さんのアプリの場合、例えばクーポンが発行されるとか、ポイントカードの代わりになるとか、そういった機能説明がなかったのでダウンロードを見送っています。せめて店内にアプリの説明があるポップなんかが貼ってあればそれを読んで理解できるんですが、それもないので、どんなアプリなのか全くわかりません。

どうやってダウンロードしてもらうか、どんなメリットを提供できるのか、そこをしっかり説明するフローを作らない限り、せっかく作っても誰にも使ってもらえません。

 ■アプリのデメリット2:コストがかかる

正直いって、アプリ開発にはお金がかかります。一般的にはWEBページを作るコストを上回ることが多いです。
もちろん便利なものを作るのにお金がかかるのは当たり前ですが、お金をかけたところで上述の通り、ダウンロードしてもわないと全く水の泡となることがあります。

またダウンロードの壁は超えても、適切に運用しなければすぐ削除されてしまいます。つまり、制作のコストだけでなく、運用のコストもかかるということです。
例えば、プッシュ通知の量が多すぎて鬱陶しいと思われたら削除してしまうでしょう。逆に全くなんのお知らせも来なかったから、それはそれで「このアプリ、使ってないしいらないや」と消されてしまいます。
いかにダウンロードしてもらうか、またお客様のスマホから削除されないようにどう運用していくか、ここがキモになります。

 まとめ:アプリは作ってからが本番

今回はアプリ、特に店舗用のアプリついて書いてきましたが、改めてメリット・デメリットをまとめておきます。

・メリット1.情報を届けたい人に、確実に届けることができるプッシュ通知

・メリット2.ホーム画面のアイコンでお店・会社のことを思い出してもらえる

・デメリット1.ダウンロードしてもらうためのハードルがある

・デメリット2.制作&運用のコストがかかる

とはいえ、どんなものにもメリットがあれば、デメリットもあるのが当たり前です。デメリットがあるからといって、それを「リスク」と捉えて開発を躊躇するのはもったいないです。

さりとて制作したものの「結局あんまり意味なかったな…」ではお金をドブに捨ててしまうようなもの。
だから「流行ってるっぽいしうちもやろう」「競合他社がやってるし、やらなきゃ」という安易は判断はNG。
アプリは作って終わりではなく、作ってからが本番です!
ダウンロード数を増やせるかどうか、適切に運用できるかどうか、またそれらのコストに見合うだけの集客・販促に繋がるかどうか、そこさえ見極めれば店舗の強い味方になります。
とりあえず作ろう、となる前に、どんな運用ができそうかぜひ考えてみてくださいね!

Text:IkukoMimura

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