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WEBサイトリニューアル、大切な3つの判断基準

WEBサイトリニューアル、大切な3つの判断基準
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こんにちは、foriioの長島です。
来年度の予算も見えてきたこの時期、WEBサイトのリニューアルを検討している、もしくは色々と見積もりをとっているという企業ご担当者の方も多いのではないでしょうか?しかしそのリニューアル、しっかりと現状の課題を整理して目的に沿った方法として進められていますか?そこで今回は、WEBサイトの適切なリニューアルの判断基準についてご紹介していきます。

■WEBサイトの寿命

WEBサイトの見直し期間は、一般的におおよそ数年周期だと言われています。しかし業態やサイトの種類によっても差はあり、例えば「BtoBのコーポレートサイト」であれば5年程度と言われていますが、これが「採用サイト」になると毎年変える企業が多くなっています。なぜでしょうか?それは、こうしたリニューアルの必要性を判断する基準を考えると明確になってきます。

■WEBサイトリニューアルの判断基準

WEBサイトリニューアルの必要性を判断するには、「そもそも私たちはこのサイトを使って何をしたいのか(What)?それは誰に対してか(Who)?何のためなのか(Why)?」に立ち返ることが重要です。企業が予算を投じて作るものは、究極的に言えば「事業を維持・発展させ、利益を獲得する」という目的において何かしらの役割を担っているはず。しかし「なんだかしっくりこなくなった」など、ふんわりとした状態でリニューアルを検討しているケースも散見されます。これは、WEBサイトが“既に持っているもの”なのでその意義について深く考えるタイミングがあまり無かったり、制作した当時(もしくは前回リニューアルした際)の担当者が既に異動したり退職していたりするケースが多いという事情も関係しているかもしれません。
しかし、こうした発注は非常にもったいありません!foriioでも、そうした形でご依頼を頂いた場合はその「しっくりこない」の中身をひも解いていくことに重点をおいてヒアリングをさせて頂いています。今回は、この「しっくりこない」感覚を分解し、WEBサイトのリニューアルを検討する際に有用な3つの視点をご紹介します。

1、現在の事業、そして今後のビジョンとの乖離はないか?

企業のWEBサイトはパンフレットや名刺という限定的な用途の制作物とは異なり、いつどこで誰が見ていてもおかしくないもの。対面でのお取り引きのみならず、オンラインで完結する業務なども昨今では非常に増えています。そうしたあらゆる角度からのアクセスを前提に、株主、お取り引き先、顧客などのステークホルダーに対して自社のビジョンや事業の展開状況を知らせるものになっています。また昨今ではTwitterやSNSを活用した採用も増えてきており、就活サイト経由での応募だとしても企業の自社サイトをチェックする学生さんがほとんどではないでしょうか。そうした時、数年以上前に制作したWEBサイトは正しく現在の事業についてお伝えできているのでしょうか?今後のビジョンについて、数年前と何一つ変わっていないのでしょうか?「事業を維持・発展させ、利益を獲得する」という大前提に立ち返った時に、自社の事業について最も正しく、網羅的に、そして最新の状態で伝えることが出来ていないことに「しっくりきていない」可能性はありませんか?

2、デザインや構造設計は適しているか?

1のような事業やビジョンについてきちんとテキスト化出来ていたとしましょう。しかし、とにかく忙しい現代人が直感的に読み進めることを躊躇してしまうようなサイトのデザインや構造設計では、伝えたいことまでたどり着かずに終わってしまうでしょう。例えば、TOPページが重いだけで離脱の原因になりますし、すぐに欲しい情報があるページにたどり着けない設計、テイストの一貫しないビジュアルなどは、「この企業はどんな企業なのか?」を理解するためのコストが高いと感じられてしまいます。
また、スマホに適したレスポンシブデザインを導入していないウェブサイトにもまだまだ出会う機会があります。しかし、やはり小さな画面を片手で閲覧するという現在の一般的な行動特性を考えれば、ズームアップしなければ読めないテキストや踏めないリンクボタンなど、レスポンシブではないサイトを読み進めることに対する負荷・ストレスは、多くの方が実感できるものではないでしょうか。WEBサイトはステークホルダーとの接触点であることを考えれば、彼らの「この企業について知りたい」という心理と行動になじんだ設計・デザインに修正する必要がありそうです

3、アナリティクスや更新性を加味しているか?

既に一般化しているアナリティクスや企業ブログの更新なども、10年ほど遡るとそこまで普及していたものではありません。当時は「広報」的な用途だけで良かったかもしれませんが、データ分析が当たり前となった現代に「サイトへの流入経路が分からない」「どのコンテンツが見られているのか分からない」といった状況では、なかなか企業としての改善施策に繋げられません。同様に「社長ブログをやろうとしたが、途中で辞めてしまった」などの名残として、201×年で終わっているブログがそのまま残っている…なんてサイトも、訪れた人からすると「この会社はあまり稼働していないのかな…?」といった不安を与えてしまいます。現在では企業内の担当者レベルで更新可能なシステムもありますので、ステークホルダーへ「伝える」のみならず、継続的な関係性維持のためにWEBサイトを活用することを前提とした設計と運用方法を踏まえて、リニューアルを行うのがおすすめです。

■サイトリニューアルは、あらためて自社を俯瞰してみるチャンス!

大きく3つのポイントを紹介してきましたが、最も大切なのはこれらのポイントを踏まえた上で、「そもそも私たちはこのサイトを使って何をしたいのか(What)?それは誰に対してか(Who)?何のためなのか(Why)?」を考え、そして共有すること。
オフラインでは広報や営業などのフロントメンバーが企業の「顔」として奮闘しているように、オンラインではWEBサイトが企業の「顔」として様々なステークホルダーと関係性を構築することになります。そんな視点で一度、皆さんも自身のWEBサイトと向き合ってみてはいかがでしょうか?

Text:Shiho Nagashima

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