■ポートフォリオは自分を知ってもらうツール

クリエイターの営業にまつわる悩みの一つは、自分が何を出来る人かということが言葉だけでは十分に伝わらないこと。
「で、結局どんなのが作れるの?」という話になってしまいます。
自分のオフィスや作業場で聞かれたなら、ささっと後ろから印刷されたサンプルなどをもってきてお見せすることが出来るかもしれませんが、新しい機会というのはいつどこで出会うかわからないものです。
いつどこで聞かれても、さっと「こんなのやってます。」というのをまとめて置くのはとても重要。それができたことで、その場でさらに先の話へ展開し仕事に繋がるということも稀ではありません。
foriioもまさにそういったシーンでもすぐに自分の作品をみせれるためのサービスとして開発されています。
「ポートフォリオ」作ったのは良いけど、どう活用すれば良いんだろう。
そのためのヒントをお伝えします。
■自分が一番プッシュしたいものを一番目立つところに

第一印象はどんな場面でもとても大事で、それはポートフォリオも例外ではありません。
自分が何が得意なのか、何が好きなのか、自分の「今」を表せるのは何なのか、それはほぼ最初に相手の目に入る作品で決まります。
なので、自分が胸を張ってみせたい作品は一番目立つ最前列に並べましょう。
もちろん「これを見せてから〜この流れで次はこれで…。」と色々構成を考えたくなる気持ちもわかります。
ですが、ウェブサイトやアプリで作品を見る場合、上から下へスクロールするのは面倒なので、下にいくほど見てもらえる回数は少なくなってしまいます。
出会いは一瞬。なので自分のことについて知ってもらいたいこと、自分を代表する作品は、最初に持ってきましょう。
■自分の希望するワークスタイルに合わせて作品を選択しよう

クリエイターによって、スタイルは様々。
イラストは水彩画一本の人もいれば、画材はアナログ・デジタル問わず使いこなす人もいたり、ロゴ専門のデザイナーもいれば、アプリから名刺、店舗のデザインまで幅広くこなす人も。クリエイターの活動の幅は十人十色です。
なので、ポートフォリオに何を載せるかというのも人それぞれ。自分がどう働きたいのか、どんなプロジェクトと出会いたいのかを考えてつくりましょう。
例えば、チラシ+ロゴ+ウェブ+アプリなど幅広く募集しているデザイナーさんなら、自分のポートフォリオにもそれの制作が出来ることがわかるような作品をそれぞれ投稿しましょう。
逆に「自分はとにかくアイドルの仕事を沢山したいんだ!」という方であれば(自分もちょっと前までそうでした。)、アイドルやアイドルに繋がりそうな作品を載せましょう。
アイドルと関わったプロジェクトがあればそれは絶対載せるべきですし、もしなかったとしても自主制作で架空のアイドルを想定して作ったロゴやCDのジャケットを載せても良いかもしれません。
または、アイドルと関連してきそうなサブカルチャー寄りの作品も載せることで、もしかしたら「あ、次のシングルに合いそうなデザインテイストの方だな…。」と思ってくれるかもしれません。
ポートフォリオには、自分が「作った」ものを載せる、比較的「過去形」なメディアですが、それと同時に未来への羅針盤にもなり得るのです。
今の自分に素直にポートフォリオに載せる作品をチョイスすることをオススメします。
■SNSなどでポートフォリオができたことを告知しよう!

自分のポートフォリオの準備が整ったら、やることはひとつ。
告知をしていろんな人に知ってもらい、見てもらいましょう!
せっかく作っても、作っただけでは振り向いてなんてもらえません。それはものづくりの仕事をしている人であれば、仕事でも痛いほど経験しているはず。それは自分のポートフォリオでも同じことです。
オススメの方法はこちら
1.各種サービス(facebook、Twitter、Instagram、note)で告知する
2.自分のプロフィール欄にポートフォリオのURLを貼る
3.おつきあいのある方々にメールを送る
4.ブログ、メールの定型文にポートフォリオのURLを加える
5.新しい作品ができたらポートフォリオに追加して、それを1と同じく告知する。
これらを通して、ポートフォリオを作った最初のタイミング以外でも、知ってもらえる機会を増やしましょう。
■定期的に更新しよう

ここが一番ハードな所なのですが、定期的にアップデートすることはとても重要です。それはポートフォリオだけでなく、SNSでも自分の活動や「自分がアクティブな状態であること。」を周りに知らせることはとても効果があります。
恥ずかしながら自分の経験をシェアすると、フリーランスになってから「自分が好きなジャンルの仕事がしたい。」と夢見るようになり、事あるごとにTwitterなどで「アイドルの仕事ください。」とど直球なツイートをしていました。
そしたら、それを見ていた先輩がアイドルとCMタイアップのキャンペーンのグラフィックの仕事を僕にアサインしてくれるという奇跡が起こり、それをきっかけに別のアイドルグループのチラシをデザインするプロジェクトも頂けました。
完成したら知人友人や告知して良いものはSNSでシェアしていたのですが、それから「アイドルが好きで、アイドルの仕事もしているアートディレクター。」という認知度が広まりいろんなメジャーなアイドルのプロジェクトにお声がけいただくことができました。
そのクリエイター冥利に尽きるとも言える集大成がアイドルグループの「ヤなことそっとミュート」の立ち上げでした。
このプロジェクトにはオーディションやコンセプト、ネーミングから関わらせてい頂き、foriioを始める寸前までクリエイティブディレクションを任せて頂き自分の中で大きな成長の機会となりました。
そしてそれをまた告知し、ポートフォリオに加え…と、自分の中でポジティブなループに持って行けたのは今も大事にしている自分のキャリアの成功体験です。
全てが思うように行くことばかりではもちろんないですが、そういった地道な活動がなければ、掴めるチャンスも掴めなかった。そう思います。
ポートフォリオも「作って終わり」ではなく、「作ってからがスタート」と捉えて、継続して活用することをオススメします。
Text : Hirohito Yamada
Edit : Soh Iwamoto
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最後に、これからの世界を創っていくクリエイターの皆さんにお知らせです。
「作品みせて」と言われた時、パッと自分が何を作ってきたのかを見せられたら便利だと思いませんか?
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